スッポン画-風景画|ギャラリー丸裸 ギャラリー丸裸では、スッポン画を制作しております。

妖闇寺(ようあんじ)・京伝堂 【コピー 塗り絵用下書き】

通常価格

2,000

(税込)

説明

山林の奥深い㊙な場所である。

 

ここへ訪れたはなぶさ万作は、とある寺院に出会うた。

なにか、おもしろうもないこのうつつに、嫌気が差しておった万作は、ふと、神々しい建物を目にして息を呑んだのじゃ。

 

ほほう、なになに、正門にはなにがしの絵がかかれておる。

 

妖しきこそ美徳、、、とな。

 

これは、江戸時代の戯作者の山東京伝を祀った寺院やな、はっははあ。

 

この絵も京伝じゃわ、こんな場所に、京伝が祀ってあるとはなあ。

 

そして、万作は、正門に手をかけ、ゆるりと開いた。

ギギギィ〜〜〜

 

中は真っ暗で、妖しい雰囲気であった。

 

とたん、ボッ

 

と灯りがともったと思いきや、何者かが、ニヤリとしてこちらをみているではないか。

 

ちょんまげ頭にキセルをふかしながら、じいっとこちらをみておる。

 

ささっ、旅の方、こっちへいらっしゃい。。。

 

その町人風の若旦那は、手招きをする。

 

なにを遠慮しとんじゃ、ささ、はやう、、、。

 

それでは失礼、、、

 

まあ、一杯やらんかい、酒だ酒だ、今夜は飲もうでないか旅の方。

 

あ、かたじけない。

 

その男は、酒をついでくれた。

 

あ、あ〜うめえ〜

 

そして、二人は、夜が明けるまで飲み明かした。

 

万作は、ふと目を覚ますと、なんと、長屋にいた。そとをみると、富士山が見え、部屋の中は、なんか以前みたような部屋だった。

 

どっかでみたな、この部屋、、、

 

あれはそう、夢でみた長屋だった。長屋の外は、雪が降り、三度笠をかぶり、みのをしょいしょい旅人がある。

 

まちがいない、この光景は、こないだ、夢でみたやつだ!

 

万作は、自分の祖先が暮らしていた江戸時代の長屋を、たびたび夢にみていたのだった。

 

実際こういうことは、よくあるという。

 

 

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